保育システム「コミュなび」とアルパイン製「自動検知システム機能」が連携した子どもの安全を管理するサービスが4月25日より受付開始
- 2023/4/26
- ライフスタイル
株式会社テクノクラフトは、アルパインマーケティング株式会社の幼稚園や保育園の送迎バスでの園児置き去り事故防止を支援する「送迎用バスの置き去り防止システム」に、テクノクラフトの幼稚園・保育園・こども園向けクラウドサービス「コミュなび」を連携させ、充実した点呼機能で子どもの安全を総合的に管理できる新たなサービスを2023年7月より販売を開始する。販売に先がけ、4月25日(火)より事前受付を開始した。
近年、幼稚園や保育園の送迎用バスでの園児置き去り事故が相次いで発生している。こうした悲劇的な事故を繰り返さないために、アルプスアルパイン製の「乗降時確認式の安全装置」に加え、センサー技術を活用した新たな「置き去り防止安全装置(自動検知システム機能)」に、幼稚園・保育園・こども園向けクラウドサービス「コミュなび」内の送迎バス運行管理システム「バスなび」を連携させた新たなサービスの販売が開始する。今回の連携により異常発生時の画面お知らせや、先生や保護者へのメール/アプリプッシュ通知を始めとした総合的な園児の安全管理を実現。また、保護者からの出欠申請や登降園時間、今日バスに乗る子どもが一目でわかる「乗車リスト」を活用した点呼機能を利用し、子どもの居場所の確認を職員全員で共有することができるという。
「送迎バスの置き去り防止システム」の主な特長
<乗降時確認式安全装置>
1.「送迎用バスの置き去り防止安全装置ガイドライン」(国土交通省:2022年12月)の「乗降時確認式」 に対応。
2.キースイッチ(イグニッションキー)をオフにすると、車内点検メッセージが流れてお知らせ。車内の点検モレを防止。
3.車内の点検後、本体の「たすけてボタン」を長押しすることで待機モードに設定。待機モードで「たすけてボタン」を押せば 、救助を求めるメッセージが大音量で車外に発信。
4.運転席のスイッチで園児の乗降を周囲にアナウンス 。危険が潜む乗降中も周囲に注意を発信。
<自動検知システム機能>
・人体を検知する「PCRセンサー」を採用。スイッチ等の操作が不要な安心仕様
・人体検知センサーによりエンジン停止の15分後、車内で人体を検知した場合、非常事態をWeb/メールでお知らせ
・エンジン停止の15分後に異常検知がなくても、そこから 15分間検知システムが連続作動
・人体検知センサーは、対象となる人が眠っている状態でも検知が可能
・GPSやGalileoなどのマルチGNSS(全球測位衛星システム)で測位した位置情報を無線通信し、クラウドサーバーへ提供する「GNSSトラッカー」を採用。確実で安定した車両データの送信を実現
・12V、24V電源に対応。小型から大型までの幅広い車種に対応
<新サービス詳細>
価格:オープン価格
2023年4月25日(火) 事前受付開始
※補助金用見積作成 随時受付中
2023年7月 取付開始予定
※「コミュなび」は別途利用料金が必要
公式URL:https://www.tecraft.jp/navi/hp/bus_safety/
園児バス置き去り防止システム(オプション)動作イメージ
「コミュなび」と連携した運用イメージ(登園時)
1.「バスなび」添乗アプリを起動し、コース等を選び運行を開始する
2.各バス停にて園児を乗車させる際に「バスなび」添乗アプリの乗車リストから「乗車の点呼」をチェックする
3.園に戻ってきたら、園児を降車させる際に「バスなび」添乗アプリの乗車リストから「降車の点呼」をチェックする
4.「バスなび」添乗アプリの運行を終了する
5.エンジンを停止する。車内点検メッセージが流れる
6.車内の見回り・清掃・消毒を行い、後方にある「たすけてぼたん」を長押しして待機モードに切り替える
7.園内のパソコンにて「バスなび」管理画面の乗車リストを開き、乗降車にチェックが入っているかを確認する。異状がない場合は、今日の運行が問題なく終了したことを、保護者へ通知する(※設定で切替可)
8.異常発生時は、園内の端末に異常を表示する。また、指定の先生・保護者のスマートフォンに通知を送る(※設定による)
筆者も以前、悲しいニュースを目にしたときに“もしも”の時は周囲の人に気付いてもらえるよう蹴ってもお尻で踏んでも何してもいいから、とにかくクラクションを鳴らすよう子どもに伝えた経験がある。園側も保護者側も安心できる今回の新サービスが多くの園で導入され、二度とあってはならない送迎用バスでの園児置き去り事故が今後ゼロになることを期待したい。