パナソニックがタイパや省エネなどくらしに役立つ家電を提案する内覧会を開催
- 2023/2/10
- ライフスタイル
コロナ渦となり早3年。生活スタイルも多様化していると共に、物価・電気代高騰等により今後さらなるくらしの変化が予想される。そんな中、パナソニック株式会社は新生活シーズンを前に、くらしの様々な場面に役立つ家電やサービスについて、新たなくらしの価値を提案する内覧会「パナソニック くらしのヒント EXセッション」を2023年2月7日(火)に東品川カナルサイドビルのパナソニックプレスルームにて行った。
様々なシーンで役立つ商品を6つのコーナーに分けて紹介。昨今の電気代高騰を受け、節電・節水などの省エネを実現するエシカル家電や、在宅環境を充実させてくれる最新家電、さらにパナソニック社員調査における“育休中に役に立った家電”等も公開された。効率よく快適にくらすヒントが得られる内覧会の様子をここでご紹介しよう。
はじめに『育休応援』コーナーがあり、“現役パナソニック社員がおすすめする育児休業中に役に立った家電”を紹介。総合ランキング1位は食器洗い乾燥機、2位にドラム式洗濯乾燥機、3位が加湿空気清浄機だった。食器洗い乾燥機やドラム式洗濯乾燥機は家事の負担を減らし時短にも繋がり、子育ての時間を有効に使うための必須アイテムであろう。また、食に関しては離乳食づくりにはハンドブレンダーが活躍し、オート調理ができるオーブンレンジは子どもから目が離せない時期でも火を使うことなく機械に任せて一品できるため役に立ったという。その他Wi-Fi接続不要のベビーモニターや風量が強く乾きが早いナノケアドライヤー、夜間授乳時や万一の災害時にも役立つLEDランタンが紹介された。
『新生活準備』のコーナーでは、サブスクを活用した新生活やペットとのくらしを提案。パナソニックでは月額利用できるサブスクリプション型サービスがあり、ラインアップはスチーマーナノケアをはじめ、全自動DIGA(ディーガ)、プライベートビエラ、食器洗い乾燥機、ジアイーノ、ペットカメラ等がある。新生活は何かと物入りなので、サブスクを活用して揃えられるのは助かるし、賢いやり方だと感じた。新生活を迎える方でなくても、気になる商品をサブスクなら気軽に始められるのでおすすめだ。
『季節の変化』のコーナーでは、アフターコロナに向けてのマスクオフ準備として美容家電や、快適な室内空質づくりを紹介。コロナ渦でのマスク着用に慣れてしまった今、表情筋は緩みマスクに隠れた部分は手入れを怠っている…のは筆者だけではないだろう。今こそマスクオフを目指し、美容に意識を向けていこうではないか。美容家電ではスチーマーナノケア「EH-SA0B」をはじめ、光美顔器フォトブライトショット「EH-SL85」やバイタリフトかっさ「EH-SP85」などが展示された。また、快適な空質づくりとしては、ナノイーX搭載の脱臭ハンガー「MS-DH100」、洗濯物の真下においてコンパクトに衣類を乾燥できるハイブリット方式衣類乾燥除湿機「F-YHVX90」を紹介した。今年の花粉数は例年より多いとも言われている。花粉の気になるこれからの時期に洗濯物を部屋干しする方や、梅雨時期には衣類乾燥除湿機があると心強い。
『住宅環境充実』をテーマにしたコーナーでは、在宅ワークなどでおうち時間が増えた今、快適なライフスタイルを提案。在宅ワークをするデスク環境が再現されており、照明モードを手のスライドで微調整できるLEDデスクスタンド「SQ-LD560」や、リモートワークでも活躍するワイヤレスステレオインサイドホン「EAH-AZ60」を紹介。また、デスク横には仕事で疲れた体を癒すレッグリフレ「EW-RA180」や、刺激がないので仕事中も気にならずにつけられる家庭用高周波治療器コリコラン「EW-RA518」を展示し、デスク環境を整えるプラスずっとこもりがちな中でのリラックス方法が提案されていた。
さらに、おうち時間が長くなると部屋のインテリアにもこだわりたくなるところだが、筆者がとても惹かれたのがウォールフィットテレビ「TH-55LW1L」。これがまるでアートを飾るような感覚で壁面にかけることができる薄いテレビなのである。その薄さはなんと約3.5センチ。チューナー部とモニターを無線接続し、スピーカーボックスはなく画面を振動させて音を出すのだという。
おうち時間が増えれば家での食事の準備や片付けも必要になる。そこで、時短にもなりお任せ調理でその時間を他の作業に使える、まさにタイパ(タイムパフォーマンス)の良い家電が役に立つ。今回紹介されたのはスチームオーブンレンジビストロ「NE-UBS10A」と自動調理鍋オートクッカービストロ「NF-AC1000」だ。オーブンレンジビストロは、育休応援のコーナーでも役立ったとの声があったように、搭載されているオート調理のレシピがたくさんあるので、食材の下ごしらえをしたらあとはお任せ。オートクッカービストロは今年2月1日に発売されたばかりの商品で、加圧とかき混ぜる機能というこれまで同時には難しいとされてきた機能を併せ持つ画期的なものだ。
今回この2つの調理家電を使った料理を試食させていただいた。オーブンレンジビストロで作られたのは、ワンボウルひとつでできる“ワンボウルメニュー”の中から、「にんじんのハニーマスタード」「ピーマンとツナの塩昆布あえ」。にんじんはシャキシャキとした食感を残しつつちょうどよく加熱調理され甘みがあって美味しかった。ピーマンは塩昆布のうまみが染みていて、副菜にもお弁当にもぴったりな一品だ。どちらも耐熱ボウルに切った野菜を入れてビストロに搭載されたメニューを選択し加熱、その後調味料などを和えるだけという簡単工程だ。メニューは他にもタサン志麻さん監修レシピなど多数ある。その日のおかずに何を作ろうか迷ったときにも家にある食材からレシピを探せるため、食事メニューを考える時間も短縮でき、さらには家庭内の食品ロスまで防げそうだ。オートクッカービストロで作ったチャーハンは米一つ一つに玉子が絡んで味も均一に。中華鍋で返したようなパラパラ加減で美味しかった。このチャーハンは食材を入れてからかき混ぜるというモードが使われているが、圧力をかけてかき混ぜながら煮込む角煮などは煮詰められてさらに濃厚な味わいになるとのこと。ぜひこのオートクッカービストロを購入したら煮込み料理も作ってみたい。
さらに、ひとり暮らし用の食器洗い乾燥機として発売されるパーソナル食洗機SOLOTA「NP-TML1」を展示。食器6点まで入り、タンクに1回分の水を入れて使うもの。狭いキッチンにも置けそうなコンパクトな食洗機だ。また食洗機は、お湯を使って手洗いした場合と比べ節水とガス代の節約になるのだという。筆者は時々食洗機を使っていたが、光熱費の削減のためにも今後は大いに使用していこうと思う。またひとり用のパーソナル食洗機が誕生したことで、洗濯物を洗濯機で洗うように食器は食洗機が洗うのが当たり前の時代になるのも近いように感じた。
『エシカルなくらし』のコーナーでは、パナソニックの節電・省エネ家電の秘密とそれを支えるテクノロジーを紹介。2年連続省エネ大賞を受賞した家庭用ルームエアコンEolia(エオリア)、専用アプリとの連動で最適な運転モードにすることができる冷蔵庫、ヒートポンプ乾燥の技術を搭載することにより省エネを実現したドラム式洗濯乾燥機の仕組みを公開した。ヒートポンプ乾燥を搭載したドラム式洗濯乾燥機は従来のヒーター式に比べ電気代が約半分以下で、水道代も含めるとランニングコストの差は広がり、さらに電気代・水道代の高騰でその差はさらに開く見込みだという。
『もしもの備え』のコーナーでは転倒防止テレビのスタンドを実際に持ち上げてみることができ、スイッチをオンに切り替えたときの強度を体感。また、専用アプリと連動し災害情報を受信した際は自動で予冷運転を開始する「停電そなえモード」搭載冷蔵庫や、電池防災グッズとして、ライトやランタン、モバイルバッテリー、ラジオといった電池応用品、さらにパナソニックの白熱電球のフィラメント技術から生まれたタングステン耐切創手袋が展示された。
今回の内覧会では、様々な角度からくらしに役立つパナソニックの商品やサービス、技術力を知ることができた。電気代高騰で少しでも電気代を抑えたい、仕事や育児で忙しく家事の負担を減らしたい、おうち時間をもっと快適に過ごしたい。そんな方はぜひこの機会に新たな家電を取り入れてみるのはいかがだろうか。