こんな入学式ってある!? バンタン2025年入学式で松丸亮吾プロデュースの“史上最大規模”謎解き企画を実施
- 2025/4/12
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各種クリエイターを養成する専門スクールを運営する株式会社バンタンが、今年度の入学式を4月8日に開催。両国国技館を会場に「謎解き入学式」と銘打った日本初の試みが行われ、謎解きクリエイターの第一人者で、来年4月に「謎解きクリエイター専攻」が新設されるバンタンゲームアカデミーの名誉アカデミー長に就任した松丸亮吾のプロデュースによる、会場全体を巻き込んだ史上最大規模の謎解き企画が展開された。
力士のウェルカムに、奇妙な看板、謎いっぱいで始まる入学式
桜の花舞う両国国技館に約4000名の新入生と保護者を集めて行われた今回の「謎解き入学式」。「そもそも“謎解き”入学式とはなんぞや?」と思いながら、初々しい新入生たちの流れに混じって国技館の門をくぐると、入場口には何かのボードを首にぶら下げた力士の姿が。

ここは両国。若者たちの新たな門出をお相撲さんたちが祝いにきたとしても何ら不思議ではない……とは思ったが、彼らが意味ありげに掲げる両手には、マジックで「8」と「2」の数字が書かれている。

さらに館内へと進んでいくと「2025年バンタン入学式」の看板を発見。こういうの見ると、自分の入学式の時の記憶が蘇ってくるんだよな~……って、いや、待て待て。おいおい、よく見ると、この看板。「バンタン」の文字とか、いろんなところが欠けているじゃあないか。
鎧塚俊彦やMEGUMIが熱い言葉で新入生にエール!
そんな「謎」のおかげで、そわそわした気持ちを抱えたまま始まった入学式は、場内を切り裂くカラフルな光線にドンドンズンズンと腹に響くラップミュージックの爆音が加わったド派手な演出でスタート。さらに司会者の「ウェルカム トゥ バァァンタァァァン!!!」というカッコいいオープニングコールが轟くと、私の中にあった「やっぱりこの入学式、普通じゃない」という小さな疑惑が確信に変わった。

度肝を抜かれた幕開けの後、前半のプログラムでは、株式会社KADOKAWAの夏野剛社長、株式会社バンタンの吉岡忠樹取締役、そして、Toshi Yoroizukaのオーナーシェフでレコールバンタンの講師を務める鎧塚俊彦氏がそれぞれ祝辞を述べて新入生たちを歓迎。



また、バンタン渋谷美容学院・ヴィーナスアカデミーで名誉学院長を務める女優のMEGUMIもゲストとして登場し、ひとつの職業に留まらず映像やコスメのプロデュースなど新たなことに果敢に挑んできた自らのキャリアの中で得てきた3つの人生訓を語った上で、自身の尊敬する建築家・安藤忠雄からもらった『人生、熟れたリンゴではなく、青リンゴのようにいつまでも青春を謳歌し、年齢関係なくワクワクドキドキしながら生きていけ」という言葉を借りて新入生たちにエールを送った。

松丸亮吾から繰り出される謎解きに4000名の新入生たちが沸く
後半は、今まさにバンタンで輝く4名の在校生によるプレゼンテーションに続き、謎解きクリエイターの松丸亮吾が登壇。バンタンゲームアカデミーの名誉アカデミー長に就任した同氏プロデュースによる、会場全体を巻き込んだ参加型謎解きプログラムが行われた。
最初に「この入学式、いくつかの謎解きが仕掛けられていることに気付いた方はいらっしゃるでしょうか?」と新入生たちに問いかけ、それまで緊張で張りつめていた空気をほぐした松丸。

実は、入場時に見た力士や不思議な看板もこの謎解き企画の一環。その他にも新入生には事前にバンタンの公式ホームページでももうひとつのお題が出題されており、ここでは各お題の中に秘められた3つのメッセージを全員で答え合わせをすることに。
ここで「2025年バンタン入学式」の看板を見返してみると、上部にある「VANTAN」のロゴが「MONDAI」になっており、その隣のキャッチフレーズが「MIENAI MOJI YOME(見えない文字読め)」という指示になっていることが分かる。

それに従って下の文章の欠けた部分を解読。「バンタン」の「タ」の欠けた部分だけを抜き出すと「ク」の文字が浮かび、同様に「入学式」の「入」の文字の欠けた部分からは「ノ」の文字が浮かぶ。同じく横の説明書きで欠けている文字を推測し、計5つの文字を上の方から並べていくと「ま・ク・ノ・う・ら」という言葉ができあがり、「幕の裏」という答えが導き出される。

同様に力士が出していたお題からは「モニター」、公式ホームページで出されたお題からは「司会台」という答えが導き出され、この場内のポイントを指す3つの言葉が判明。それが分かったところで「この3つの場所に謎かけを作る僕たちの会社、RIDDLERからのプレゼントが隠されています」と松丸が言い、各お題に正解した3名の新入生にその場所を探してもらうと、そこには大きなプレゼント袋が置かれていた。

実は入学式の「謎解き」はこれで終わりではなかった
みんなで謎解きに成功して松丸のプレゼントをゲットしたことに感動を共有した会場だったが、しかし、その喜びも束の間。袋を開封して中身を取り出してみると、中には何やら筒状のものの束が。そして、それは遠目から見てもはっきりそれと分かる、“バクダン”のビジュアルだ。

「え、何、ちょっと待って、なんで、バクダン?なんでなんでなんで!!!」と、仕掛け人でありながら焦りを見せる松丸だったが、プレゼントの設置をお願いしたというスタッフとのやりとりを改めて確認してみると、「バンタン入学式に仕掛けるよ!」と伝えるべきところを「バクダン入学式に仕掛けるよ!」と間違えていたという痛恨のミスが発覚。

そして、爆弾に添えられている謎解きに正解して、みんなで爆発を防ぐことが、この「謎解き入学式」のラストミッションに。

スクリーンに映し出されたお題から、「赤」と「青」のどちらのコードを切るべきかを、バンタンの公式インスタグラムを通じた多数決で決定。ただでさえ一筋縄ではいかないようなお題である上、「爆弾を見る限り、あと、2、3分くらいが限界ですね」という松丸の言葉でタイムリミットも迫る中、新入生一人一人の指先に大きなプレッシャーがかかる。こちらだってこんなことで大切な命を落としたくはない。頼んだぞ、新入生たち!

やがて答え終わった生徒たちから自分の答えを掲げたスマホの光が上がり始める。そして拮抗する赤と青の数だったが、わずかな差で最終的に青のコードを切ることが決定。会場じゅうに緊張が走る中、新入生の一人がコードにハサミを入れると……。

場内を照らす光とともにステージから祝福の桜吹雪が舞い上がり、見事にミッションをクリア。ドキドキから解放された新入生たちには安堵が広がり、満面の笑顔が会場中にあふれた。
ちなみにこのお題、実は答えが青でも赤でも正解になる仕組みで、新入生の入学を祝う松丸流のメッセージが込められていた。始まりの一日に新たな仲間たちとドキドキを共感した体験は、おそらくバンタンでの学びの中で、そしてその先の人生においても忘れがたい思い出として語り継がれることだろう。

今年もユニークな企画で盛り上がったバンタンの入学式。学ぶこととは、自分が進むべき道を見つける“人生の謎解き”の知識を得るための手段ともいえる。これから新入生たちがバンタンで過ごす数年間は、仲間と切磋琢磨し、時には壁にぶつかりながらも、自分の中にある謎を解いていくような貴重な時間となるに違いない。
「株式会社バンタン」公式ホームページ
https://vantan.jp/