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夢見る若者80名に“imase先生”が楽曲の作り方を披露!来年開校「バンタンミュージックアカデミー」の特別授業をレポート

デジタル時代に対応した音楽専門スクール「バンタンミュージックアカデミー POWERED BYユニバーサルミュージック」を来年4月に開校する株式会社バンタンが、その入学検討者を対象にした特別公開授業を4月5日に開催。世界的な注目を集める新世代アーティスト・imaseをゲストに招いたトークセッションを実施し、彼の楽曲制作プロセスが生披露された。デジタルを駆使した楽曲を数々ヒットさせ、同校が掲げるコンセプトをリアルタイムで体現する存在といえるimase。時代のトップランナーが語る生の体験談に、未来を夢見る若者たちから熱い視線が注がれた。

今をときめく新世代アーティスト・imaseが講師役で登場

「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」は、バンタンとユニバーサルミュージックと提携して開校を予定している音楽専門スクール。楽曲制作やマーケティングにおけるデジタルスキルを含めた教育を行い、ストリーミング配信等で個人によるコンテンツ発信が可能になった現在の音楽シーンに対応できるアーティストや専門人材の育成を目指している。KADOKAWAグループのS高等学校やZEN大学などとの提携により、音楽の専門スキルを習得しながら大卒・高卒資格が取得できる点も特徴だ。

東京・恵比寿のバンタン東京校で行われたこの日の公開授業では、始めにマクドナルドのタイアップソングにもなった『Happy Order?』や韓国はじめ世界のヒットチャートも賑わせた『NIGHT DANCER』など、これまでの代表曲をimase本人と振り返った後、「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」の公式YouTubeチャンネル等で公開される同校のプロモーション動画を全員で観賞。自身の楽曲『BONSAI』がCMソングに起用された映像を見たimaseは、「すごい、かっこいいですね」と嬉しそうな表情を浮かべた。

そこからは「imase流:アイディアを形にしていくプロセスとは?」をテーマに、普段の制作環境が再現されたテーブルでimaseが制作風景を生披露。約80名の参加者たちの前に、制作中のトラックをサンプルにしたリアルな楽曲作りの流れが公開された。

imaseの音楽作りのこだわりを本人自ら紐解く

パソコンを利用したDTM(デスクトップミュージック)という手法で楽曲を作るimaseの制作環境に欠かせない機材は、Macのほか、マウス、マイク、音声をデジタル変換するためのオーディオインターフェース、モニタリング用のヘッドホン、配線用のハブ、そしてキーボードの7つ。それらをひとつひとつ紹介した後、「作曲の時は基本的にキーボードを使って作り始めることが多い」と自らのスタイルを明かしたimaseは、まずその工程で作られた軸のメロディを聴かせた上で、そこにドラムの音を加えていく。

その上に「ここでメロを思いついたんです」と言ってボーカルを加え、次に「これだとまだ迫力にかけますね」と話しながらベースの音を入れていくimase。さらには「楽曲っていろんな音域のものを入れてあげると、鮮やかに聴こえるし、迫力も演出できます」と言いながらあらかじめ用意されたトランペットやバイオリンの音なども入れていくと、テーブルの上だけで彼らしい“今風シティポップ”なサウンドができあがっていく。

続いて「僕はギターもピアノも即興で弾くことができないけど、部分部分で弾いた音を後から繋げられるのがDTMのいいところ」と話した彼は、ギターの音を使ってそのメリットをわかりやすく解説。それを踏まえて「苦手な楽器や弾いたことがない楽器でも、DTMなら使い方を学べばいろいろな楽曲が作れるので、僕自身もすごく助けられています」と話し、「楽器は弾けないけれど楽曲制作をしてみたいという人は、まずはDTMで始めてみるのがいいのでは」と参加者にアドバイスした。

その後も「ここまで来たらイントロが欲しいと思い始めた」と言ってメロディを足し、「全体で聴いてみたら声の力が負けちゃってる気がした」と話して4種のハモを重ねていくなど完成までのプロセスを説明していくimase。仕上げの段階では「素人っぽい曲とプロっぽい曲の大きな違いは音色(おんしょく)の差にあると思っています」と語り、ビフォーアフターの差を見せつつ、そうしたこだわりをひとつひとつわかりやすく言語化して説明していく姿は、まさに“imase先生”だった。

imaseから参加者へ熱いアドバイスも!

授業の終盤では、完成したメロディにimaseが生で歌入れするという贅沢なサプライズも。いつもテレビやスマホから聴こえてくる歌声が会場中に響き渡ると、参加者から大きな拍手が上がった。

トーク後には質問コーナーも設けられ、参加者からimaseに「最初にSNS投稿を始めた頃は何をモチベーションにしていたか?」「曲作りで参考にしているものは?」などの質問が。それに対してimaseから「僕もSNS投稿を始めた頃は反応が悪いと一旦消したりしていたので、あまり気負わずにダメなら一度リセットしてアプローチを変えてみるのもあり」「目標を決めないと作品を作ること自体をサボってしまうので、作り立てでもいいので投稿し続けていくことが大切」「音だけで個性を出そうと思うと難しいので、声の自分らしさも大事に」といった参加者の目線に合わせたアドバイスが送られた。4月から始まる全国ツアーでは初の武道館公演も控えるimase。今をときめくトップスターの言葉は、きっと若者たちの心に強く響くものがあったに違いない。

憧れのアーティストを前にして一様に緊張した面持ちながら、一つ一つの言葉を自身の中に焼き付けるかのような眼差しで聞き、メモを取る参加者たちの姿が印象的だったおよそ1時間の特別授業。今回の体験を糧に、十年、二十年先の音楽業界を担う人材が多数生まれることを期待したい。

「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」公式ホームページ:
https://vantan-music-academy.jp/

【大学部】https://vantan-music-academy-u.jp/
【専門部】https://vantan-music-academy.jp/
【高等部】https://vantan-music-academy-hs.jp/

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