サッカープレミアリーグとグローバルパートナーシップを締結したギネスビールが李忠成氏を迎えた記念イベントを開催
- 2025/2/4
- イベント
世界中で愛される黒ビール「ギネス」が、サッカープレミアリーグとグローバルパートナーシップを締結。2024-25シーズンから4年間、公式ビールとして世界最高峰のリーグを盛り上げる。これを記念し、元サッカー日本代表の李忠成氏をゲストに迎えたトークイベントとプレミアリーグのパブリックビューイングが2月1日(土)、HUB 新宿区役所通り店にて開催された。
今回のイベントでは、かつてプレミアリーグのサウサンプトンFCに所属していた李氏が、会場に集まった参加者に向けてファン目線と選手目線の両方からプレミアリーグの魅力を熱く語った。またトークイベント終了後には、ノッティンガム・フォレスト対ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦のパブリックビューイングも実施され、参加者は“至高の試合”と“至高の一杯”を同時に体感した。
李忠成氏トークイベント
■プレミアリーグは李さんにとってどんな存在でしたか?
僕が所属していた頃のチャンピオンシップはJ2に相当するリーグでしたが、プレミアリーグに昇格してからはレベルの高さに驚きました。世界最高峰と言われるだけあって、世界中のトッププレイヤーが集結しています。半年活躍できなければ、高額な年俸を払っていても容赦なく放出される厳しい世界です。その分、レベルの高さは圧倒的です。特にスピードは印象的で、ゴールトゥゴールの速さはまるでバスケットボールのようです。スペインのようにボールを回しながらビルドアップしていくのではなく、激しい攻防が繰り広げられます。
■プレミアリーグの試合は観客の様子は?
サポーターの熱は本当にすごいですよ。試合だけでなく、街中でも選手だとわかると「次の試合頑張れよ」と声をかけてくれる温かさがあります。リスペクトを保ちつつも、プライベートは守ってくれる距離感が心地よかったですね。
■Jリーグとの違いを感じた部分はありますか?
Jリーグにも良さがありますが、イングランドのサッカー文化は150年前から続いていて、地域への密着度が圧倒的に違います。例えば、プレミアリーグの選手は病院や施設への訪問を積極的に行います。これはチームの活動の一環でもありますが、自ら地域に貢献しようとする意識の高さを感じました。また、クラブの歴史が長く、街の人々にとってチームは街の象徴であり、代々受け継がれるシーズンパスが買えないほどの人気ぶりです。
■イングランドのパブ文化についての印象的なエピソードは?
パブは彼らの生活の一部で、夕方になるとスーツ姿の人々がパブの外で立ち話をしている光景をよく見かけました。驚いたのは、パブでの会計の仕方です。5人で行くと、1回目は誰か1人が全員分を奢り、2回目は別の人が奢るというように順番に支払っていくんです。滞在時間も必然的に長くなり、そこで生まれる交流がサッカーだけでなく、生活の中でも助け合うことに繋がっていると感じました。
トークショーの終盤には、参加者からの質問も飛び出した。ステージを降りて自ら質問者のそばへ歩み寄って丁寧に質問に答える李氏の人柄にファンも感動していた。
参加者との一問一答
■現役時代の食事でこだわっていたことは?
とにかく野菜を多く摂るように心がけ、特にランチタイムは炭水化物を控えて野菜中心の食事にしていました。僕は縄文人は最強だと思っていて、彼らの食生活を参考にバランスの良い食事を心がけていました。
■2億円の年俸の使い道は?
お金はすぐになくなりますよ(笑)。ロンドンによく買い物に行き、ハロッズでオイスターを食べるのが日課でした。
■フォワードとして活躍するための秘訣は?
サッカーは1人ではできません。パスを出してくれる、ワンツーができるなど、自分に合ったパートナーを見つけることが重要です。僕も柏レイソル時代はフランサ選手、浦和レッズ時代は興梠選手、武藤選手という頼もしいパートナーがいました。上手くなりたければ、良いパートナーを見つけることですね。
世界で活躍するスポーツ選手というと、ちょっと近寄りがたい印象を持たれがちだが、李忠成氏はとてもフレンドリー。そして、とてもトークが上手で、予定されていたイベント時間があっという間に感じるほど李氏の話に引き込まれてしまった。またビールの飲みっぷりもよく、トーク中に手元に用意されていたギネスのグラスはたったの4口で空っぽに。さすがパブの本場でプレイしていただけあると感心させられた。
今回のグローバルパートナーシップ締結で「ギネス」はプレミアリーグの公式ビールに、ノンアルコールビール「ギネス0.0」(日本未発売)は公式ノンアルコールビールとなった。クリーミーな泡となめらかな喉ごしが特徴のプレミアムスタウトビール「ギネス」は、プレミアリーグとのパートナーシップを通じて、“至高の試合と至高の一杯”を結びつけていくに違いない。