イクイノックスの貴重な優勝記念品も展示!JRA70周年記念イベントが大丸東京店で開幕

ともに今年70周年を迎える日本中央競馬会(JRA)と大丸東京店がコラボ。5月22日から6月4日までの期間中、大丸東京店1階イベントホールと12階エスカレーターホールにて「JRA70周年記念展示~人と馬の物語~」など70周年記念フェアが開催されている。ここでは開催初日の様子から、本展の見どころの一部を紹介していこう。

優駿集結の日本ダービーを前に、競馬ファン必見のイベントが開幕

今年の日本ダービーを5月26日に控え、日本の競馬シーンが上半期の中で最も盛り上がるといっても過言ではないこの時期。そんな中、偶然にも70周年のメモリアルイヤーが重なった縁から実現した今回のコラボ企画では、おそらく長年の競馬ファンが唸るであろう展示と、ライトなファンが競馬の魅力をますます知れる体験型コンテンツが用意されている。

会場を訪れてまず目を引くのが、2020年の阪神ジュベナイルフィリーズで白毛馬初のGⅠ優勝。その後、まだまだ活躍が期待されつつ、怪我の影響で去年惜しまれつつ引退した「ソダシ」の像だ。

多くのファンに愛されたソダシ。4のゼッケンを付け特徴的な白毛を再現した像は見上げてしまうほど大きく、騎乗前の騎手や調教師の目線を体感することができる。ちなみにこの勇姿を見ると、鞍にまたがってみたくなるというのが人の性だが、こちらは展示用の像なので、熱い思いを記念撮影で抑えて、けして触れることなどなきよう(笑)。なお、ソダシ像は5月26日までの展示。それ以降は白毛の馬ロボが展示される。

オグリキャップ、イクイノックスなどレジェンド名馬の貴重な展示

一方、「SOUND OF HERO」と題されたコーナーでは、1980年代末から活躍し、世間に競馬ブームを巻き起こした伝説の名馬・オグリキャップのラストランとなった第35回有馬記念を新感覚の音楽体験・サウンドVRで再現。白熱の実況、歓声、競走馬の脚音…、競馬史に残るレースを最前列のスタンドで観戦する視点から、360度から届くサウンドによって臨場感たっぷりの体験が楽しめる。

そしてディープな競馬ファンにとって、おそらく最も胸が熱くなる展示が、昨年の引退まで国内外でGⅠ6連勝という無敵の強さを誇り、世界的に伝説を残した去年のジャパンカップ優勝馬「イクイノックス」の特集展示だろう。ここには去年のドバイシーマクラシックの優勝記念プレートとジャパンカップで優勝した際に着用したゼッケンなどが展示。ゼッケンの方には、騎乗したクリストフ・ルメール騎手のサインも見られ、あのレースの感動が鮮明に蘇る。

このほか、同館12階のエレベーターホールでも、数々の貴重品とともに『JRA70年のあゆみ』をテーマにした展示を設置。場内の特設ショップでは数量限定オリジナルグッズの販売も。

また、大丸東京店地階の食品売り場「ほっぺタウン」では、本展の開催期間中「ほっぺタウンお弁当ダービー」を展開している。この企画では「ツキジノテイオー」(中島水産)、「ヨネザワスキヤキスキスキー」(味の梅ばち)、「ドリームプリティオー」(創作鮨処タキモト)など、各店からユニークな競走馬(=弁当)が“出走”。大丸松坂屋カードもしくはアプリを利用して弁当を税込500円以上購入すると投票用紙がもらえ、期間中の販売個数が1位、2位の弁当を当てた人の中から抽選で10名に、同売り場で使える五千円分の買い物券が当たる。

俳優・佐々木蔵之介がオープニングセレモニーに登場!

開催初日には今年のJRA年間プロモーションキャラクターを務める俳優の佐々木蔵之介が来場し、除幕式を行った。

ソダシの像と登場し、競馬カラー一色に染まった会場を眺めた佐々木蔵之介は、初めの挨拶の中で「やはり今週末に向けて盛り上がってきている感じがしますね」と日本ダービーへの注目を述べ、さらに「調べて悩む、この時期が楽しいですよね」と全国の競馬ファンたちの気持ちを代弁。

また、本展では音声コンテンツ『人と馬の物語』のナレーターを担当しており、「全部で6本のドラマがあるのですが、どの話も熱いものがこみ上げる場面がありました」と収録の感想を披露。また、最近のイベントで武豊騎手と会ったばかりとのことで、本コンテンツのひとつである武騎手とキズナの物語を挙げながら「武さんが初めてといっていいくらいのスランプに陥ったんだけど『僕は帰ってきました』と。それでキズナと一緒に買ったというドラマもとても興味深かったです」と、個人的な聴きどころを語った。

「JRA70周年記念展示~人と馬の物語~」ほか、日本中央競馬会(JRA)と大丸東京店のコラボ70周年記念フェアは、5月22日から6月4日まで東京駅八重洲北口直結の大丸東京店で開催中。日本ダービー観戦で東京競馬場を訪れた人はそのついでに、それ以外の競馬ファンも東京駅まで足を延ばして、ぜひJRA70年の歴史を感じてみてほしい。

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