今、あえて「狭小物件」に住む理由とは? 実際に住んでいる人の満足度を調査
- 2023/10/27
- ライフスタイル
最近の物価上昇の影響は大きく、不動産業界においても年々家賃は上がり続け、東京都内ではワンルーム10万円以上が相場のエリアも多い。現在の経済事情を考えると新社会人や学生は都内で満足に住むことすら難しい世の中になっているのではないだろうか。そんな中、低価格でクオリティの高い物件に住む選択の一つとして、今、「狭小物件」への注目が集まっている。文字通り部屋が狭い・物が置けないなどの理由から、不便で人気がないイメージもある「狭小物件」。それがなぜ今、人々に選ばれているのか。そこで、賃料6万以下専門店『部屋まる。』を運営する株式会社城南コミュニティは、都内で築浅(10年以内※)狭小物件に住んでいる男女を対象に、「狭小物件の満足度」に関する調査を実施した。
※物件の築年数により結果に変化が起きないよう、築浅に限定。
狭小賃貸物件を選んだ理由は?
→「立地」と「家賃」
■「狭小物件」に住み始めた理由は?
・築浅、駅からの距離、会社へのアクセスを重視したため(20代/女性/会社員)
・予算内で希望するエリアに住みたかったから(30代/女性/会社員)
・職場にも近く設備も問題なし、家賃も相場より安いから(30代/女性/会社員)
都内の学校や職場の多いエリアは、決まって家賃が高い傾向にあり、アクセス面を重視すればするほど、家賃が上がってしまうことを懸念する人は多いだろう。そんな中でも「狭小物件」は「専有面積を狭くする」ことで土地代を安く抑え、好立地でも低価格な家賃を実現できる手段の一つと言える。特に若い単身入居の人には「帰って寝るだけのために高い家賃を出したくない」と感じる場合も多く、家賃が高騰する中でニーズが高まっているのではないだろうか。
4人中3人は「狭小物件」に住んでみて「満足している」
■「狭小物件」の魅力は?
・物が増えず、掃除をしやすいため、綺麗な状態をキープしやすい(20代/女性/公務員)
・光熱費が意外にかからない(30代/女性/会社員)
住む前は収納スペースが確保できるかを懸念したという回答が最も多かったが、最近の「狭小物件」では、専有面積に含まれない「ロフト」を活用して収納を多くとれるよう工夫されている物件や、狭いかわりに設備面に力を入れて造られている物件も多い。例えば、デッドスペースになりがちだったロフトの梯子部分が、収納つきの階段に変化させていたり、IoT設備を取り入れ、外出先からカギの施錠やエアコンのON/OFFができたりする物件も。高級賃貸にあるような設備を、低価格で利用できるのもメリットの一つかもしれない。
「狭小物件に長く住めない」は間違い?
「狭小物件」に入居する人の多くは、入居後に自分では解決できない「家賃」と「立地」の部分を重視し、工夫すれば自分で解決できる「収納」や「動線」の部分は、優先順位を下げて決断しているようだ。実際に「家賃が高かった」「職場から遠かった」という理由で引越しをする人は多く、それをすでに叶えている「狭小物件」は、満足して長く住める物件になっているのかもしれない。入居年数が4年以上の人が調査回答者の4割以上もいたことから、部屋の広さより、立地や家賃の金額を重視している人にとって「狭小物件」は魅力的な物件だと言えるだろう。
<調査概要>
調査概要:「狭小物件の満足度」に関する実態調査
調査期間:2023年5月26日(金)~2023年5月28日(日)
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
調査人数:1,005人
調査対象:調査回答時に都内で築浅(10年以内)狭小物件に住んでいる男女と回答したモニター
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
部屋探しは人それぞれこだわりや譲れない条件があるものだが、部屋の狭さが気にならなければ、「狭小物件」はたちまちお得な物件となる。そのため、都心部に住みたい若者を中心に、「狭小物件」は部屋探しの選択肢の一つとして人気となっているのかもしれない。ミニマリストはもちろん、築浅物件やデザイナーズ物件を探している人も、一度「狭小物件」を見てみる価値はあるはず。気になる人はどんな物件があるか一度チェックしてみては?
『部屋まる』について
部屋まる。は首都圏(1都3県)の賃料6万円以下の物件を専門的に扱う不動産会社。手数料商売の不動産業界で低価格の単身層が軽視されてしまう実情に着目し、どんな賃料でも安心して選べるお部屋探しサービスを提供。学生を中心に新社会人などの若年層からTikTokやInstagramなどSNSの反響を集め、年間来店者数は3,500人以上。現在も店舗を拡大中。
・部屋まる。:https://www.jonan73.jp/
・お問い合わせURL:https://www.jonan73.jp/contact/
・お問い合わせTEL:050-5212-3772(年中対応可)